空港の安全を守る要として活躍している保安防災チーム。航空機事故などの緊急事態に備えた訓練や対応計画の立案、消防や医療機関との調整などを担っています。都市部の空港で航空業界の経験を持つYさんは、飛行場運用グループの業務に関心を持ち仙台国際空港(株)に入社。チームの一員として外部機関との連携を中心に活動し、多くの関係者とのコミュニケーションを通して、自らの知識とスキルを高めています。
訓練計画と外部との連携を担い
空港の「もしも」に備える仕事
所属する保安防災チームは、空港内の巡回や監視、緊急車両の点検など、安全管理に係る多岐にわたる業務を担っています。その中で私は、防災に関する業務を主に担当しています。
航空機事故や危険物事案など、万が一の事態を想定し、対応方法を検討したり、訓練計画を作成するのが仕事です。事故や災害など、どんな事態にも揺るがない備えをつくる仕事は緊張感があります。
また、自治体の消防や病院、DMAT(災害派遣医療チーム)の医師など、専門分野の異なるプロフェッショナルと連携しながら調整を進めるのも大きな挑戦です。特に大規模な航空機事故の訓練などでは、専門用語の理解や知識が必要な場面が数多くあります。難しく苦戦することもありますが、現場を動かす一員であるという責任が学びの原動力にもなっています。それだけに訓練を終えて、参加者の方々から「いい訓練だったね」と声をかけていただくと、次も頑張ろうと励みになります。安全を支える裏方の仕事ですが、空港を守る誇りと使命感を胸に、日々全力で取り組んでいます。
「分かりやすく伝わる」ことを心がけ
コミュニケーション力がアップ
仕事を通して成長を実感しているのはコミュニケーション力です。以前は人前で話すことが得意ではなく、どちらかといえば控えめな性格でした。しかし、防災の現場では、伝わらなければ、動けない。訓練の調整や資料作成、打ち合わせを重ねるうちに、自分の意見を整理して伝える力が磨かれていきました。
また、空港で使われる専門用語は、できるだけ分かりやすい言葉に置き換えて説明するように心がけています。難しい話をかみ砕いて伝えることで、より正確な相互理解につながると感じています。特に大切にしているのは、直接会って話すこと。顔を合わせることで信頼関係が深まり、よりスムーズな連携につながります。
現場を支える仲間との結束も、この仕事の大きな原動力です。チームの一体感を大切に、話しかけやすい雰囲気づくりにも努めています。
頼られる存在をめざす
現在は先輩社員と二人体制で防災業務を担当していますが、将来的には自分が中心となって訓練や事故対応の計画を主導できるようになりたいと考えています。そのために、日々の業務や訓練現場での経験を一つひとつ積み重ね、知識と判断力を磨いています。保安防災の仕事に正解はありません。事態に備え想定し、準備し、連携を整える立場として、専門的な知識だけでなく、円滑なコミュニケーション力やチームをまとめる力も高めていきたいです。
外部機関の方々から「仙台国際空港(株)の防災といえばYさん」と、認識してもらえるような信頼と実績を築くことが今の目標です。空港の防災担当として社内外から頼られる存在となるよう、挑戦し続けていきます。